昆虫大学に入学しました

 どういう風が吹いたのか、昆虫大学というイベントのお手伝いをすることになりました。

 「TRANS ARTS TOKYO」のプログラムの1つである昆虫大学は、メレ山メレ子さんが主催している虫尽くしのイベントです。虫の講義に虫の写真、虫のアクセサリーに虫を食せる屋台etc…と虫好きにはたまらない、虫が嫌いでもつい覗きたくなる、2日間限りの学校です。大学だけに素敵な校章もあるようです。
 

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 詳しくは、
 ・メレ子さんのブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」→http://d.hatena.ne.jp/mereco/

 ・TRANS ARTS TOKYO→http://www.kanda-tat.com/
 
 あいにく私は虫に関する知識はからっきしだし、造形を作り出す神の手も持ち合わせていないのですが、昆虫大学文学部に学籍をおきまして、「虫の絵本、児童書閲覧コーナー」で、虫が活躍する物語や世界に伝わる虫の昔話を選書しています。

 田舎町のピクニックでご相伴に預かっていたコオロギがサンドイッチに挟まれたまま大都会ニューヨークへ行ってしまう話、ゴキブリのべっぴんさんがきれいにお化粧をしてお婿さん探しに行く話などなど、世界には虫が出てくるゆかいなお話がたくさんあるのです!個性溢れる講師や出展者のみなさんのおすすめ本も並ぶ予定で、こちらはどんな本が集まるのか、私も今から楽しみにしています。

 さて、虫の話をあれやこれやとひっくり返して読んでいるうちに、蔵王の麓の我が虫屋敷を思い出しました。お手洗いの隅に鎮座する巨大カマドウマにおびえ、通り道を遮るように巣を張るジョロウグモに立ち向かい、部屋の中に落ちていたコメツキムシをつまみ出す、それが私の虫との記憶……。ほかには、トンボのお尻に花のついた茎をさして飛ばしたり、トンボの羽をぎゅっと握って飛べなくして服にとまらせてブローチにしたりしていました。トンボさんお許し下さい。そして、大人になった今でも、誰かが大事に持っていたビニール袋の中のカミキリムシが袋を破って部屋の中を飛び回ったり、ぼろぼろになったオオミズアオを手にとまらせたものを目の前に出されたりするので、虫とは意外と縁が深いのかもしれません。

 ということで、11月17日18日はTAT最上階にある昆虫大学の門をくぐってみませんか。