昆虫大学2days
メレ子さんと2人、戦々恐々の中行われた本へのフィルムかけも終わり、先週17日(土)に昆虫大学虫本図書館も開館となりました。
■フィルムかけの様子はメレ子さんのブログ→http://d.hatena.ne.jp/mereco/20121112/p1
土曜日。選書をしリストは作りましたが、配置などはおまかせだったこともあり、どきどきしながら午後3時近くに昆虫大学の門をくぐりました。虫本図書館は入り口近くにあり、かわいらしいテントウムシの敷物に虫クッション、そして浅野雅信さんの昆虫ペーパークラフトと一緒に並べてありました。このペーパークラフトがすごい!本物と見まごう容姿で鎮座ましておられます。私はその昔小学館の入門百貨シリーズ『紙工作ペーパークラフト入門』という本をバイブルにしており、ひたすら展開図を写しては動物を作っていた小学生だったので、このような素敵な作品と置いていただけるなんて大感激しかり。あの頃のときめきの再来です。
■浅見雅信さんのHP「Hasamic World」→http://angel.ap.teacup.com/scissorhands/
はっと我に返り辺りを見回せば、イモ洗い状態の会場。むんむんとした熱気に怖気づいた私はとたんに気が小さくなり、刷ってきたリストだけをさっと置き、さも見学に来た人のように振る舞ったあげく、そそくさと帰ったのでした……。
そして日曜日。覚悟を決めて名札を下げたのですが、やはり落ち着かない私は、ブースを周り買い物をし、さらに幼虫ストラップワークショップに参加するという体たらく。ちらちらと図書館の様子を伺っては行きつ戻りつしておりました。
『からたちばやしのてんとうむし』を座り込んで読んでいる小さい人に『クワガタクワジ物語』を懐かしいわとお話してくださった方、虫本図書館イチオシの『しでむし』の表紙について、折り込んである右と左がつながっているという情報をくださったのは著者舘野さんの知人の方でした。あ、幾人かの方に「ちっちゃなごきぶりのべっぴんさん」を半ば押し売り気味に読ませてしまいました。お許し下さい。
■今回展示した本は、改めて紹介しますのでしばしお待ちくださいませ
それでは、体たらくの私がふらり見した会場の様子(一部)です。
▲アリとクロシジミの巣の中での共生の様子をまじまじと眺め、
▲ドラム缶いっぱいに描かれたカマキリに「俺のカマは光ってるぜ!」とかまきりりゅうじの詩を口ずさみ、
▲精緻な消しゴムはんこに惚れ惚れしつつ、
▲図鑑に載ってそうなのに実は空想のゾウムシ、ソウゾウムシに驚いた後は
▲生体同様につぶらな瞳がかわいらしいカイコガに和みました。
▲展翅の実演に標本の作り方を学び、
▲のそ子さんの華麗な刺しっぷりに惚れ惚れしている真っ最中、
▲黄金色に輝くオオゴマダラのさなぎが……
▲次々と羽化!
▲フェルトで作られた大きなアゲハの幼虫の背中の上をよく見ると……
▲なんと!本物の幼虫が!幼虫onヨーチュー!!
お声をかけてくださったメレ子さん、そして足をとめていただいた皆様、ありがとうございました。私自身もとても愉しい日を過ごす事ができました。これを機に、移動図書館車ならぬ移動ブックカートができないかなと妄想が膨らんでいます。妄想万歳!
▲戦利品の数々でございます
12/7追記:
虫本図書館でお配りしたリストをまとめました→ http://booklog.jp/matome/783/nekoodori